ピンクカップ  11/2(金)夜~11/5(月)早朝

11/3と11/4の土日、山形の十分一山、南陽スカイパークにてピンクカップが開かれました。ピンクカップはパラグライダーとハンググライダーが両方出場できる大会です。技量に関係なく全員が、デュレーション(滞空時間)・パイロン(地上にある目印を上空から探す)・ターゲット(ランディングにある目標の上に着陸する)の競技を同時にこなし、レベルによってハンデをつけて得点とします。

まずは土曜の朝までに会場である山形へと向かわねばなりません。金曜に講義や実験を終えた後、19時に大岡山を出発し、まずは足尾を目指します。日付が変わるころに足尾に着き、バンに機体やハーネスを積み込みました。45分ほどかけて準備が終わった後北へ向けて出発し、南陽スカイパークには3日の6時30分頃に到着。

十分一には初めて行ったのですが、テイクオフに建物があってその中で待てるというのはとても羨ましかったです。テイクオフが寒いと特に。また、テイクオフしてからはしばらく山並みの中を飛ぶ足尾と違って十分一ではすぐに平地の上に出るので、飛んでいるときは足尾とはまた違った感じになりそうだと思いました。

足尾人が着くころにはすでに板敷山のフライヤーが来ていて次々にテイクオフしていました。それを見て、寒いし天気もそこまでいいわけじゃないけれど大会としてはなんとか飛べるのかと思われました。その時は。

テイクオフとランディングに関する説明を受け、9時30分ころにブリーフィングが始まりました。その頃になるとだいぶ荒れてきたとのことで、ハングのC証以下とパラは飛べず。ハングP証のフライヤーも飛ぼうとしない様なコンディションでした。

ランディングに人が降りてこないことを利用してパラはグラハンの練習を始め、ハングは室内で座学をやりました。11時を過ぎてから何人かのP証のフライヤーが飛びましたが、それ以外の選手には結局1日中ゲートが閉まったまま。グラハンしたり部屋の中で課題をやったりワイナリーに遊びに行ったりと思い思いに過ごしました。

その後は温泉とレセプション。飛べないとなるともはやこのために山形まで来た様なものですね。すでにかなり寒くなっていた山形での露天風呂は格別の気持ち良さでした。レセプションも他大の人と入り混じって大いに盛り上がりました。一部必要以上にエキサイトしてた人もいましたがね…。この日は特に何もできなかったとはいえ移動の疲れもあったのか、ひとしきり飲むと結構早めの時間に寝てしまいました。

 

2日目。残念ながらこの日も荒れていました。飛ぶことが許されたのはパラのXCP、ハングのP以上とCのうち技術が高いフライヤーです。それ以外のフライヤーはゲームで競い、その結果で賞品を分けることになりました。

ゲームの内容はバンレース。選手が?いくつかのバンに振り分けられ、赤湯の街中を巡りながら、本部から出される指示をこなしていくというものです。指示の内容は、何かを探して来いというものや算数の問題に答えろというものから、「チームでサーマルを表現した写真を撮れ」というようなセンスが問われるものまで様々でした。飛べるに越したことはありませんが、これはこれで他の大学のフライヤーとの親睦を深めることができたと思います。また、山形では紅葉も始まっていて、神社やお寺に行くと非常に風情がありました。

そして18時ごろにピンクカップは終了!飛べた選手もバンレースをした選手も順位に見合った賞品をもらい解散となりました。あとは温泉につかって夕飯を食べて足尾へ向かうだけ…のはずだったのですが、泥だらけのランディングに荷物を取りに行ったグランビアがスタックしたり、ワセバンがそれを助けに行ったり、結局助けられなくてJAFを呼んだりという一件もありましたね。

そんなこんなで足尾に着いたのは朝4時過ぎ。柏を過ぎたあたりから渋滞に巻き込まれ、1限には間に合いませんでしたー。

 

といったわけで、今回の大会でシルフから出た選手は飛ぶことができませんでした。今週末には同じく十分一山で新人戦があり、シルフから3人がリベンジに行きます。今度こそ天気に恵まれるといいですね(現時点で予報はかなり怪しいけど…)。いい報告を期待したいところです。

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