パラ学2015 ながい

 立教大4年の長井です
 3/3(火)?6(金)に我々のホームエリアである茨城県足尾エリアで全日本PG学生選手権が行われました。
 僕は1stクラス(一番上のクラス)に出場しました。昨年のパラ学に続いて1stクラスの出場は2回目でしたが、昨年の順位は3位。よく考えると学生の大会で1度も1位になったことはなかったので、今年は優勝狙っちゃおうかなと調子こいて思ってたら優勝出来ました(苦笑)。しかも、1stクラスでの優勝だったので、嬉しさも一入でした。
 さて、シルフからは僕以外に、2年のまあこ、1年のいしだが参加し、それぞれが違うクラスに出場しました。他の2人がどのような記事を書くかわかりませんが、僕は競技内容や競技中にどんなことを思って飛んでたか(大したことは書けませんが、、)など、競技に焦点を当てて書こうと思います。いつか1stに出たいと思っている後輩の参考になればいいですね(良くも悪くも())
 1stクラスでは、ターンポイント(パイロンとも呼ばれます)とよばれるポイント地点を順番に早く回れた人が勝ちという競技(レースなどと言われます)が行われます。
 初日の気象条件は、雲底は低く、雲量も多いが、足尾周辺に入った強い寒気による雲の吸い上げと海から入ってくる北東~東の海風によるリッジリフトで山際なら落ちないコンディション。
 そこで出来たタスクは、パラ東メインTO→ハングTOSS要するにスタートライン)パラ東メインTO→猿壁パラ東メイTO→ハング凸山パラ東メインTO→足尾山頂猿公園(ES、要するにゴール)(総距離13.1kmという山際を南北に行ったり来たりさせるもの(たしかこんな感じのタスク)。
 そしてこの日のレースの種類は、Elapsed time race to goal(略して、エラップスとも言われる)というもの。Elapsed time(経過時間)ということからもわかるように、ゴールするまでの時間が短い人が勝ちになります。選手は競技開始時刻(Departure open time、デパーチャーオープン時刻)になったら、競技を始めていいですが、いつスタートを切るかは各選手の判断に任されます。
 この日は始め、北東風の影響でハングテイクオフ付近ではローターが生じていて、なかなか近づけません。風向きが北東から東に変わったタイミングで、ハングテイクオフに向かいました。その後も山頂までのターンポイントは比較的簡単に取ることが出来ましたが、最後足尾山頂から猿公園に向かう時に稜線沿いを行ったのは失敗でしたね。他の選手が意外と苦戦しているようだったので、ゴールさえ出来ればまあ大丈夫だろうと思い、リッジがかかっている稜線沿いを移動することに決めたのですが、あれだけ斜度がゆるければしっかりとしたリッジがかかっているわけでもなく(あるにはあったが、、、)むしろ自分から吹き抜けにはまっていった茨コースでした()素直に、パラ東メインTOで一度上げてそのまま猿公行けばよかったですね。前に出そうと思ってももう前には出ません。「しょうがねえ、こうなったらもうゴールするしかねえ!」と思い、偏流を取りながら南へ移動して行きました。猿鉄塔の尾根を+30m位で越えると、猿公の尾根にはずっとリッジがかかっていてモーパラに到着した時は+150m位はありました。(ランディング上空でヨッシャー!!と言ったのは内緒です。。しかし、その後すぐにsbtがモーパラに向かうのが見えたので、俺タイム大丈夫か?とヒヤヒヤしてました。())
 2日目、3日目は気象条件が悪く、競技は行われませんでした。(2日目座学の後ちょっと飛んだのですが、1000m位は上がり雲底につけることが出来ました。が、風が強くなる予報でしたので競技を行わないのは妥当でしたね。)
 最終日の気象条件は、タイミングによっては晴れ間もところどころあるが基本は層雲に覆われ、雲底は1000mちょっとでサーマルもしっかりあり、また、海から入ってくる北東~東の海風によるリッジリフトで山際なら落ちないコンディションということで、初日よりはコンディションとしてはよかったと思いますが、思いのほか海風がしっかり入っていて多くの選手は沖への移動はしづらかったようです。
 この日のタスクは、パラ東メインTO→nasaトップ(SS要するにスタートライン)釣堀風車パラメインLD→足尾山農協モーパララン(ES、要するにゴール)(総距離20.3km)という、山際を南北に行ったり来たりさせ、ちょっと沖(パラメインLD)に出したりした後、山(足尾山頂)に戻して、もう一回沖(農協)に出してその後はモーパラへGoというもの。
 この日のレースの種類は、Race to goal(略して、レースと言われる)というもの。これは、エラップスとは違って、一斉スタートで、ゴールに一番早く到達した人が勝ちになります。選手は基本的に競技開始時刻まで空中で待機していて(スタートラインは、空中にあるので)、競技開始時刻になると、ほぼ一斉に、スタートとなる一つ目のターンポイントを通過し、以降のターンポイントを順番に通過して、ゴールへと向かいます。
 この日の鬼門は二つあり、①釣堀と②農協でした。
 釣堀は、パラメインTOから南南東の方角にあり、低く突っ込むとパラ尾根や猿壁の尾根の被りをくらいます。また、パラ前の吹き抜けにはまってしまうと北に進めなくなってしまい、次のターンポイントの風車を取りに行けなくなってしまいます。そう、僕にとって、最大の鬼門はこの釣堀でした。競技開始時刻を過ぎて数秒後にスタートを切り、どの選手よりも早いスタートを切った僕は、「まあ+250m位あれば被りはくらわないだろうと」思いそのまま釣堀に向かうと、食らう食らうもう笑っちゃうくらいに被りを食らうんですね(苦笑)。釣堀を取りに行くことを諦め、なんとなく偏流を取りながらランディング場へ近づいて行くと(ーマルで回すときに流されるのを考えると風上でサーマルを探した方がいいから)、いつも通り民家の上でサーマルヒット。流されすぎないように注意しながら、パラ前に復活!が、その後、ローター恐怖症になった僕は、暫くパラ尾根をうようよすることに。。。ローター恐怖症になってた僕ですが、パラ前に戻ってすぐに釣堀を取りに行かなかったのは気象条件的な側面もあってですね(言い訳っぽく聞こえるかもしれませんが)、、その日は、13時頃から北東風→東風に変わる予報でした。東風になれば、尾根の被りやパラ前の吹き抜けにはまらなくていいし、風車も行きやすくなるからもう少し待ってみようと判断しました。すると、案の定だんだん東風っぽくなってきたので、競技再開()!東風になり尾根沿いなら落ちないので、風車もガンガン低く攻めて取りに行けました。
 そしてもう一つの鬼門が農協ですね。農協は、フルーツラインを挟んでパラメインTOの向かいにあるターンポイントで、この日のタスクの中では最も沖にあります。先にも言ったように、東風が強く、農協が取れないで苦しんだ選手が多かったようです。僕はというと、ここはそれほど苦しみませんでした。農協に高くつければモーパラまで届くと思っていたので、そのひとつ前のターンポイントである足尾山頂を出発する時にはなるべく上げてから行こうと決めていました。山頂で吸い上げがあり、容易に雲底につけることが出来、沖の方から北東風に乗って積雲がぽこぽこ流れてくるのが確認出来たので、「よし、今しかないっしょ!」と思い(実際に、言ってました(苦笑))、山頂を出発。すると、予想通り、吸い上げがしっかりあり、また、リフト帯のおかげで強風もブロックされている為、沖にはそれほど進みづらくはありませんでした。農協を取ったときには積雲も僕を向かい入れてくれて、積雲と共に、高度が落ちないままモーパラに楽々向かうことが出来ました。
(めでたしめでたし。。)
 まっ、僕は競技中こんな感じで飛んでました(良くも悪くも参考になったかな?!)。僕としては、これからもまだまだ練習しねぇと!飛ばねぇと!と思った今大会でした。まだまだ飛ばないとな!
 みんなも一緒に飛びましょう!
 まあ長くなったのでこんな感じで(苦笑)
 ではでは
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